アンチJリーグを増やす現体制(その2)
私個人は、あるJリーグのクラブチームのファンクラブに入りユニフォームを着てスタジアムに応援に行っています。
しかし、野々村チェアマン体制になってからのJリーグは、クラブチームのライセンスを出せないと自治体に訴える手法が非常に気持ち悪く感じています。
前回も記載しましたが、生粋の経営者をチェアマンにしたBリーグでは、Jリーグ型のリーグから完全脱却し、クラブチームの経営力を重んじる大きな改革を2026年から実施します。
つまり、今のJリーグ型のリーグ運営では、プロスポーツとして自立することができないと判断したと考えられます。そのため、Jリーグ型のリーグ運営から、大きく舵を切ったのだと思います。
これこそ、経営者目線に立った改革だと思います。
今回、Jリーグを否定するブログを投稿しているのは、野々村チェアマン体制になって顕著になった、『税金を前提にしながら、理想だけが非常に高くなっている』ことに疑問を感じているからです。
現在のJリーグは、『子供達の未来のために』と言う名目で、税金を搾取しているだけに感じています。
日本には『他人の褌で相撲を取る』ということわざがありますが、まさに最近のJリーグ運営を表した言葉だと思います。
多くの人から問題点と指摘される点についてひとつずつ記載してみたいと思います。
Jリーグ占有スタジアムについて
最大の問題点と言われている、民間企業のクラブチームの収益のために多額の税金が投入される『Jリーグ占有スタジアム』についてです。
税金で、サッカー専用スタジアムを建設することが、悪だと言っているわけではありません。
ただ、そのスタジアムが、いち民間企業が独占するスタジアムであることが問題なのです。
Jリーグは、現在のスタジアム規定について、プロスポーツとして試合ができる環境が必要だと言っています。
しかし、その建設費が税金とは、どこまで、ずうずうしいのかと思ってしまいます。
さらに、税金で建設することは、いち民間企業が独占使用するスタジアムでありながら、建前的には公的施設となります。
つまり、民間企業の独占するスタジアムの維持費を、税金で賄うことになります。
最悪なのは、Jリーグのスタジアム規定には、観客席の屋根と、フィールドの天然芝があることです。
天然芝ということは、試合で痛んだ芝生を、養生する必要があります。しかし、観客席の屋根により日当たりに影響があり、結局、月2回の試合のために残りの日は芝の養生になります。
このことは、市は月2試合分の収入しか得られず、膨大な維持費は、税金からの持ち出しとなります。
さらに、市民がフィールドを使えないため、市民のスポーツに寄与することもありません。そのため、サッカー専用スタジアムでは無く、Jリーグ占有スタジアムと呼んでいます。
中には、Jリーグ占有スタジアムを多目的施設という名目で公共性があると言う人達がいます。
しかし、それはスタジアム内にあるトレーニングジムや会議室などです。これらの目的なら、膨大な建設費や維持費のかかるJリーグ占有のサッカーフィールド部分は、最初から不要だと思います。
新たなJリーグ占有スタジアムの建設を否定する市長に対して『プロスポーツチームがある凄さが分かっていない』と言った人がいます。
正直、自治体が民間企業が占有するスタジアムの建設を拒否したことに文句を言うのは、プロスポーツとして恥ずかしいことだと思います。また、市民の生活を犠牲にしてまで税金を投入しろというのは、地域密着のプロスポーツではありません。
せめて、『Jリーグに掛け合い、厳しくコストのかかる条件を除外して貰うから、今のスタジアムをリニューアルしてほしい』と主張するなら、まだ理解できます。(小さな自治体は、スタジアムを複数個維持する余裕は無いと思います。)
ちなみに、多くの人が示しているJリーグ占有スタジアム問題の解決策のひとつのアイデが下記です。
- Jリーグやクラブチームそしてサポーターが占有スタジアムを建設する − クラブチームがスタジアムを占有できる。
- Jリーグが人工芝を容認する − 市民が活用できるため公共性が確保できる。
- Jリーグが観客席の屋根の条件を撤廃する − 大幅なコスト削減となり、既存スタジアムを活用できる。
- 芝の養生などJリーグ都合による維持運営費も、Jリーグやクラブチームが全額負担する − 形式上公共性を確保できる。
- Jリーグの運営の見直し(運営規則・チーム数・スタジアム規定など) − Jリーグを時代に合わせて進化させる。
ひとつの民間企業であるクラブチームが占有するスタジアムを、税金で建設してもらい、施設管理料の名目でクラブ運営費及びスタジアム維持費を受取ながら、選手に高額の年俸を払うというのは、完全にプロスポーツとして成り立っていないと感じます。
自治体が、Jリーグ占有スタジアムを建設の理由を、『地域のスポーツ活性のため』とか『Jリーグは地域の宝』と主張できるのは、間違いなく、市民や地域企業へ十分なサービスを提供できる自信があるからだと思います。高額な建設費や維持費を考えれば、水道代やバス代といった公共サービスは無料化できると思います。
また、税金を納めている地元企業も宝です。彼らにも同様の恩恵を与えるべきだと考えます。
参考:読売新聞オンライン (2026/02/04)
https://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/jleague/20260119-GYT1T00393
参考:朝日新聞 (2026/02/04)
https://www.asahi.com/articles/ASV183S6BV18UBUB001M.html
参考:ABS秋田放送(Youtube) (2026/20/21)
https://www.youtube.com/watch?v=jlJvdgdtfls
参考:ABS秋田放送(Youtube) (2026/20/21)
https://www.youtube.com/watch?v=42cFMShwKow
参考:Jリーグ クラブライセンス交付規則 (2024/08/30)
https://www.jleague.jp/docs/aboutj/clublicense2014_01.pdf
参考:B.LEAGUE『 B.LEAGUE INNOVATION』(2024/08/17)
https://www.bleague.jp/new-bleague/renewal
参考:B.LEAGUE『 B.革新 INTERVIEW』(2024/08/17)
https://www.bleague.jp/new-bleague/interview
参考:会社四季報ONLINE『豪腕・野々村チェアマンが描く「稼げるJリーグ」への青写真』(2024/08/15)
https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/774109
参考:日本経済新聞『「J」の価値、再定義の道 村井満・前Jリーグチェアマン』(2024/08/15)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODH0837M0Y3A500C2000000
以上