北海道日本ハムファイターズの新スタジアムの問題!問題?
2023年3月、いよいよ北海道日本ハムファイターズが建設を進めていたエスコンフィールドHOKKAIDOがオープンします。
2022年(正確には今年3月4・5日のオープン戦まで)まで使用していた札幌ドームに別れを告げ、自社運営のホームグラウンドで主催ゲームを開催できるのです。
日本ハムファイターズが自前の球場を作ることになったのは、札幌ドームを管理・運営する札幌ドーム株式会社が使用条件について条件リラックスの交渉に応じなかったためだと言われています。おそらくこの時点では、北海道日本ハムファイターズは札幌ドーム以外に選択肢は無いと高を括っていたのではないだろうか。
北海道日本ハムファイターズと札幌ドーム株式会社は、交渉が決裂する結果となりました。
この結果、北海道日本ハムファイターズは新しい本拠地でとなる自社スタジアムの建設を決定しました。しかも札幌市ではなく隣の北広島市を候補地として選択しました。
一部報道では、札幌ドーム株式会社は交渉に応じるどころか、逆により北海道日本ハムファイターズにとって厳しい条件を突きつけたと報じられており、もし、この報道が事実ならば、札幌ドーム株式会社は自ら茨の道を選択したとしか思えません。
新球場エスコンフィールドHOKKAIDOがオープンする直前で新たな問題が発覚しました。
本塁からバックネットまでの距離が規定より3メートルほど短い!
これは、公認野球規則2・00 競技場に規定されています。この競技場の規定には塁間・ファールグラウンド・外野フェンスまでの距離などが規定されています。
野球は他のスポーツと異なりフィールド外でも試合に影響するケースがあります。例えば、ファールフライです。これはアウトカウントを一つ増やすだけではなく、状況によっては得点にも影響します。
今回の件については、『規定違反なのだから使用許可すべきでは無い』という厳しい意見や、『このぐらい認めてもいいのではないか』という意見など、まさに賛否両論となっています。
ここからは個人的見解とまります。
現在の野球場の規定は、選手にとって不平等となっております。私たちは、まずその件の対応を考えるべきだと思っています。そして、この問題こそサッカーなどと異なり全世界に普及しにくい問題の一つだと考えています。もちろん、それこそが野球の醍醐味と言う人もいますが、観客席については規定がないので特徴のある形やシートなど実現できるはずです。
なぜ、試合フィールドの規定でありながら、○○メートル以上とか最短距離○○メートルが必要といった曖昧な規定となっているのでしょうか?
特にインフィールドについては、外野までの距離・形状・フェンスの高さなどを明確にすべきでは無いだろうか?
事実、この規定は本塁打・防御率などタイトルに影響しています。
既にプロ野球の本拠地としてのスタジアムがその土地の条件に合わせて作られています。いまさら、競技場規定を変更しても対応できないスタジアムがあるのは仕方がありません。しかし、今後作られる球場については、せめてインフィールドだけでも全く同じ広さの球場ができれば、不平等のない形で国際大会など開催できるのでは無いでしょうか?
(※ ちなみに内野フィールドについてはグラスラインまで明確に規定されています。)
ちなみに日本ハムファイターズは、2023年シーズンの終了後から改修工事をすることを決定しています。
いろいろ述べましたが、新球場エスコンフィールドHOKKAIDOのオープンが非常に待ち遠しいです。
このスタジアムはドーム式球場ですが開閉式の屋根を持っており、条件が合えば屋外球場の雰囲気を味わうことができます。
まだまだ、交通手段や周辺施設を含めた環境など課題もあると思いますが、この素晴らしいボールパークを中心に発展していくのではないでしょうか。
参考:北海道ボールパーク HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(2023/01/03)
https://www.hkdballpark.com
NPB:NPB(日本野球機構)(2023/01/03)
https://npb.jp
以上です