来季の為に・未来のために
2024年は立浪監督にとって勝負の年でした。
立浪監督は、過去2年で大幅な選手の入れ替えを実施しました。この中には主力である阿部選手や京田選手のトレードも含まれます。
私は、勝てなかったチームの主力を使い続けても勝てるチームにはならないと思っているので、この選手の入れ替えに賛成でした。
また、ドラフトでも内野手中心に選手を集め、2024年になって選手が揃ってきたと感じていました。
さらに、4番に据えるということで推定年俸3億で中田選手を獲得しました。
2024年シーズンが開幕し、予定通り中田選手を4番に据えて戦い、4月には首位になりました。
しかし、そこから急降下していきます。
残りの試合は来季のための試合です。
もちろん、大型連勝を繰り返せば別ですが、よほどの指揮スタイルを変えない限り厳しいと思います。
むしろ、3年連続最下位という不名誉な記録の可能性の方があるように感じます。
前にも書きましたが、立浪監督は勝てない監督だと思います。
私がこのように書くのは理由があります。決して、選手層が問題だとは思いません。
理由は、スターティングメンバーを含めた監督の采配だと思います。
スターティングメンバーは、日替わり打線を通り越してシャッフル打線と揶揄されるほど、メンバーだけではなく打順も常に変更されます。
今日は4番、明日は7番とか、今日は1番、明日は8番とかです。
おそらく選手は落ち着いて打席に立てないのでは無いでしょうか?
『今年は中田選手を中心に戦う!』と言いながら、ちょっと打てないとスタメンから外したり2軍に落としたりしました。
中田選手に限らず、殆どの選手が同様の扱いを受けているため、監督と選手で真の信頼関係を構築するのは難しいと感じます。
そして、期待する若手選手も経験を積むことができず、伸びる可能性すら奪っているように感じます。
ドラゴンズは点の取れないと打線と言われています。しかし、采配は1点をがむしゃらに取りにいくスタイルになっていません。それなのに負け試合の監督の言葉は、チャンスで一本が出ないです。
立浪監督は、なぜ1点を取りに行かないのでしょうか? 少ないチャンスと言うのであれば、尚更1点を取る野球をする必要があるのではと感じています。
チャンスの時、監督は、指示を出す必要があると思います。それが、選手の経験にもなります。
以前、野村さんや古田さんが野球は確率のスポーツと言っていたことがあります。
確かに、いろんなタイトルに”率”という文字が入ります。
つまり、点を取るためには、上位打線は打率の高い選手を使うだけで、その確率は上がるのでは無いでしょうか?
しかし、シャッフル打線では、1割打者を1番打者にすることもありました。また、3割打者にバントさせて、1割打者で勝負することもありました。
私の個人的な思いですが、立浪監督は木下選手と尾田選手にこだわっているように感じます。
特にキャッチャー木下と心中する覚悟で使っているように感じます。
尾田選手は、まだ若いため2軍で経験を積んでもいいと思います。しかし、2軍で結果が出なくても、一軍に昇格してきます。
こういった姿勢も、監督と選手の信頼関係に影響するのではないでしょうか?
繰り返しますが、ドラゴンズの2024年シーズンは来季のための試合となりました。
チームは来年以降も存続しなければなりません。
3年間応援してきたファンのためにも、来年以降主力となるべき選手を使って欲しいです。
そして、貪欲に得点を取りに行く采配で、選手に勝負勘を養う経験を積ませて欲しいです。
そうしないと、また来年も一からやり直しになります。
来期を見越したチームに勢いがつくことで、文字通り監督も選手も来期に繋がるかもしれません。
以上です