Jリーグのスタジアム問題の解決策のご提案 #2
大きな問題となっているスタジアム問題をどのように解決するべきでしょうか?繰り返しとなりますが、敢えて記載します。
繰り返しとなりますが、敢えて記載します。
Jリーグのクラブチームが自分達の占有スタジアムを自治体へおねだり際に使われる詭弁が、『多目的スタジアム』というキーワードです。
クラブチームやサポーターは、『陸上用トラックの無いサッカー専用スタジアム』を要求していながら、多目的スタジアムと言っているのです。多目的スタジアムでいいのなら既存のスタジアムを使えばいいのです。
Jリーグ関係者が、『例えばショッピングモールがついていたりや、医療機関があったりなどを併設するスタジアムが、これからのサッカースタジアムの主流というか、トレンドだと思う。ぜひそういう形で新しいスタジアムが出来ることを期待しています』と語ったとのことです。つまり、Jリーグやクラブチームは、他企業や自治体が建てる建造物にJリーグが占有するサッカースタジアムを併設すべきだと主張しているに過ぎません。
さらに、野々村チェアマンは、『Jリーグには30~40年前のスタジアムをそのまま使っているクラブもあります。ビジネス的成長を目指すうえで、重要なインフラやハード面がそのままというのは問題です。』と、市民が使用するスタジアムを占有していながら、30 ~ 40年周期で新しいスタジアムを建てろと言っているのです。
このチェアマンも、このチェアマンを『選手目線・経営者目線の両方から考えを口にできるところが大きな強み』と持ち上げるメディアの人達も、あまりに世間から乖離しており、非常識で気持ち悪く感じます。これでは、Jリーグが嫌われていっても仕方ないです。
ちなみに、Jリーグのクラブチームの言う『多目的スタジアム』には、サッカーフィールドが含まれていません。サッカーフィールドは、Jリーグが占有する領域となります。
バランスシート的な見方をすると、赤字となる部分は最初から作るべきではありません。
つまり、ショッピングモールや病院だけを建設すればいいのであって、スタジアムのスペースには駐車場を整備するべきだと思います。
前回、ご紹介した解決策は、『サポーターズ・スタジアム分譲マンション(住宅)』でした。これは、Jリーグタウンをクラブチームとサポーターで作るイメージです。
次の提案も、解決策になる可能性があると考えています。
『真のサポーターの会員制度』
文字通り、Jリーグのサポーターを一般のファンと区別し、特別な会員に位置づけます。
また、地元の商工会議所などがJリーグの占有スタジアムを推進しているような記事を目にします。
そのため、非常に多くの募集が期待できるサポーターズ・スポンサーも同時に募集することも提案します。
募集が少なければ、スタジアムを推進する商工会議所は、単なる税金に寄生するプロパガンダ集団になってしまいます。
サポーターは、ゴール裏のサポーターズシートを年間購入する必要があります。
シート的な見方をすると、今までと余り変わらないと思います。
しかし、システム自体は大きく変更します。
サポーター及びサポーターズ・スポンサーの売上金は、スタジアムの主体である自治体へ『全て』提供します。
それは、スタジアムの維持費及び、芝の養生費を含めた使用料とします。
クラブチームは、年間の維持費及び使用料について、スタジアムの主体である自治体と協議し決定します。このとき、自治体が、一切負担しないことが前提となります。
おそらく、10ヶ月分の使用料と維持費が妥当と考えます。これは、秋春制の日程(8月上旬~12月中旬:2月中旬~6月上旬)から、スタジアムを8ヶ月強占有し、また、シーズン開始及び再開の一月前から芝の調整を必要とするからです。
サポーターの募集人数は、サポーターシート(ゴール裏)数にします。これは、シーズンシートとして扱われるからです。
サポーターズ・スポンサーは、購入した口数分、自社製品のキャンペーンや、顧客の招待に使用できます。但し、使用する口数と試合日についてクラブチームと調整する必要があります。これは、一般席を利用するため、チケット販売でトラブルが出ないようにする為です。
例えば、サポーターの募集人数を2000人とします。
そして、サポーターズ・スポンサーを3000口とします。
10ヶ月の使用料と維持費を、約30億円とします。
この場合、サポーター会員は一席15万円となり、サポーターズ・スポンサー会員は一口90万円とします。
売上は、サポーター会員で3億円、サポーターズ・スポンサー会員で27億円、となり、計30億円となります。
これは、あくまで一例です。各クラブチームは、占有するスタジアムに合わせて料金設定をします。
プロスポーツと宣言し、おこがましいスタジアム規定まで策定しているのであらば、本来自前で占有スタジアムを建設すべきです。しかし、スタジアムを占有する日数及び維持費を減免措置無しに全額支払うのであれば、ある程度批判をかわすことができるのと思います。
このサポーターの定義は、アウェーのチームにも適用します。
これは、Jリーグのクラブチームのサポーター同士で助け合うためです。
しかし、アウェーチームのスタジアムでシーズンシート的な扱いはありえません。変更するのは、相手のクラブチームを支えるための価格設定です。但し、この売上金は、あくまでクラブチームの収入となります。
例えば、その価格を8千円〜1万円とします。
仮に8千円で、アウエーのサポーターが平均1500名だとすると、1200万円の収入となります。
サポーターは、スタジアムの使用及び維持を支えることになり、自他共に認める12番目の選手となります。試合終了時、選手がサポーターシートへ来る姿も、当然の行為として扱われると思います。
また、このシステムで建設費を貯めて、自前のスタジアムを持つことも考えられます。
このときには、使用料を固定資産税と考えればいいのかもしれません。
参考:会社四季報ONLINE『豪腕・野々村チェアマンが描く「稼げるJリーグ」への青写真』 (2024/08/15)
https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/774109)
参考:日本経済新聞『「J」の価値、再定義の道 村井満・前Jリーグチェアマン』 (2024/08/15)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODH0837M0Y3A500C2000000/)
参考:東スポWeb (2026/03/18)
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/305543
参考:Jリーグ (2026/03/18)
https://aboutj.jleague.jp/seasonreview2024/management/m_3
参考:平塚商工会議所 (2026/03/20)
https://hiratuka-cci.or.jp/shinsta
参考:商工会あきたネット (2026/03/20)
https://www.skr-akita.or.jp/15797
以上