いじめを主導しているのは誰?

インターネットの発展、さらにスマートフォンの急速な普及により、ニュース見る機会が増えてきています。
また、今まで目にすることの無かった地方メディアのニュースまでもが目に入るようになりました。
これにより、メディアの多くが自社の政治的思想にバイアスされた記事を配信していることに気づいたのではないでしょうか?
このことは、地方メディアに限ったことでは無く、主要メディア(新聞・テレビ局)の中にも存在します。

ニュースが身近になることで、浮き彫りになったことがあります。それは、メディアによる情報の発信という名の世論誘導です。
多くの人が、『マスコミは中立であるべき』という言葉は、勝手な思い込みだったことに気づいたのではないでしょうか。

最近話題となったのが、沖縄の米軍基地への抗議活動である座り込み日数についてツイッターです。
メディアの中には、このツイッター投稿に対して賛否両論の記事を掲載したところもあります。

しかし、一部のメディアによる『いじめ』みたいなことが繰り広げられていることに、気づいた方も多いのでは無いでしょうか?
おそらく、これらメディアは自社の主張が否定されたと捉えたのでしょうか、その意見は間違いだと断定する記事や、その方の存在自体を否定する記事を書き続けています。
これらメディアの記事は、自社の思想と異なる人やグループに対しては、マスコミの力を使って言論統制や多様性の否定を行っているようです。事実、このツイッターについて、あるメディアは”揶揄”したと伝えていることからも理解できます。

しかし、私達は、現在のメディアのあり方について問題だと言うつもりはありません。
日本国には『建前』として言論の自由があります。また、民主主義国家としての政治・宗教・思想などの自由が認められています。
もし、全メディアが、同じ立ち位置で公平中立な報道をしたとしたらどうなるでしょうか?
視聴者の『知りたい情報』や『政治的思想』にも多様性があり、メディアは、その多様性に応えることができなくなります。
さらに、メディアがゴーイングコンサーンとして存続することも厳しくなるでしょう。

ただ、それを考慮しても考えなければならない問題があるように感じています。

ここでは、言論の自由や多様性について論じませんが、いじめ問題という大きな社会問題があります。
一部のメディアがしていること、つまり、複数のメディアが、一個人を一方的に批判(中には誹謗中傷といってもおかしくないものもある)し続けている様子を、子供達が真似をしたらどうなるのか考えたことがあるのでしょうか?

ひとりの子供の発言や行動をきっかけに、大勢の子供達がよってたかって面前やSNSなどで、その子を批判し続けたらどうなるのでしょうか?
メディアは、考え方が違う子に対する攻撃だから仕方ないと支持しますか?
それとも、マスコミは、何をしても許されるべき特別な存在だと思っているのでしょうか?

民主主義国家として多様性を認めた上で、自社の考え方から感じることを記事にするべきでは無いでしょうか。
今は、子供達も簡単にニュースを目にする環境にいることを考えてください。

以上
2022/11/03 – 2025/11/29


参考:沖縄タイムズ (2022/11/01)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1036442

参考: スポニチ (2022/11/01)
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/10/11/articles/20221011s00041000385000c.html