犬と猫
このページは、犬や猫についての記事を記載する予定です。
保護猫活動や保護犬活動を行っている人たちや団体についてフォローしていきたいと考えています。特に日本で住んでいる海外の方で、里親になりたいと思っている方へのパイプになれればいいなと思います。
日本での里親は期限付きではなく、新たな飼い主になることをご理解頂きたく存じます。
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そして、このページには、犬や猫だけではなく、いろんな動物たちのたわいもない記事をブログとしてアップデートしていく予定です。
最初に我が子になってくれた子犬の話です。
このサイトに『犬と猫』のページを作ろうと思ったのも、家族になってくれた犬達のお陰です。彼らは、言葉が無くてもコミュニケーションはとれます。いや、言葉が通じます。
また、彼らは表情の中で笑顔という分類は無いですが、体全体で喜怒哀楽を表してくれます。
私の知人に『殺処分ゼロを目指す』『無添加フード』をキーワードとした団体の立ち上げから関わっていた人がいます。彼女もこのサイトの運営者の一人です。
我が家の最初の子になってくれたのはチワワです。
この子との出会いは、ふらっと入った近所の小さなペットショップです。そこには数頭の子犬が売っていました。(猫がいたのかは忘れました。)
初めて入ったペットショップでしたが、その子は私のことを気にしているようでした。次の日・また別の日と、いつ行っても、ケース越しに尻尾をはち切れんばかりに振って近寄ってくるのです。
これは、家族にするしかないと決意しました。後に気がついたのですが、誰にでも近寄ってたみたいです。。。当たり前ですね。
我が家に来たのは生後2ヶ月頃のことです。まだ産毛に覆われたパピーでした。この子はマズルが短いのが特徴で、大人になっても変わらなかったです。
この子は非常におとなしく、見知らぬ人を見ても吠えなかったです。むしろ、非常に怖がりな子でした。そして、オカメインコが近くにいても、一切手を使ってじゃれたり、噛むことも無かったです。そのため、オカメインコは、この子の背中にいつも乗っていました。
こたつの中、テーブルの下、そしてクッションに下に潜り込むのが好きでした。
怖がりだったこともあり、屋根みたいに覆いがあると安心したのでしょうか。
このように、小さなクッションの下でいると、本当にくつろいでいました。
一緒に暮らした時間は、そんなに長くなかったのですが、たくさんの癒やしをくれました。
日本語には、愛玩動物という言葉がありますが、素晴らしい表現だと思います。どの子の、それぞれの家の中では天使なのでしょうね。
最後に、日本の問題でもある殺処分や、生命ではなく器物破損扱いになることが、少しでも改善できたらと思います。
以上
2022/07/15
猫の殺処分の無い社会を目指す
さくら猫 TNRとは
活動の目的は、猫の殺処分ゼロを達成することです。
動物基金が猫の殺処分をゼロにするため、地域行政・団体・個人そして獣医師の協力を得て進めている活動です。
この活動の主役は、ボランティア団体(個人)や獣医師達であり、彼らの協力無くしては目的を達成できません。
TRNとは、Trap, Neuter, Returnのことで、下記にそれぞれについて記載します。
Trap(トラップ): 捕獲すること
・猫が怪我をしないように気をつける。
・連絡先、目的など書いた張り紙をつける。
・捕獲器を仕掛けている間、その場所から離れない。
・猫が捕獲器に入ると速やかに布で捕獲器全体を包み込んで猫を安心させる。
Neuter(ニューター):不妊・去勢手術のこと
・不妊・去勢手術を施されることで尿によるマーキングの頻度や発情期の大きな鳴き声をだす頻度、猫同士の喧嘩等の頻度も減少します。
・避妊手術や去勢手術は、初回の発情前にするのが望ましいとされています。
なぜなら、早めに手術を受けさせることで、病気になるリスクが低くなるからです。
・不妊手術済みの目印として、猫の耳先をvカットします。
(一度手術をしたけれど、見た目で分からないために、何度も捕獲器で捕まえて麻酔をかけられ、お腹を開かれることがないように、一目でわかる目印を付ける必要があります。)
・全身麻酔がかけられているので、猫は痛くありません。出血もほとんどありません。
・V字にカットされた耳が、さくらの花びらのようなので、さくら猫と呼ばれています。
・まだ手術ができない子猫などは保護をして里親捜しを行う場合もあります。
Return(リターン):猫を元の場所に戻す
・猫ボランティアさんは術後経過観測を半日〜1日すること
・猫には縄張りがあります。猫を元の縄張りに戻すことで、他の新しい猫がやってくることを防げます。
・野良猫として暮らしてきた子たちを無理やり保護することはストレスとなり、病気の原因にもなりかねません。成猫として生きていく力がある子は元の場所に戻します。
・適切な餌やり(餌は置き餌をせず、猫が食べ終わるのを待ち、後片付けと掃除をする)を行い、地域で見守ることが猫の数の増減把握につながり、繁殖制限を長期的に持続させることにつながっていきます。
・捕獲もれの猫や、新しい猫がいたら、速やかに捕獲してTNRを行います。
参考: 公益財団法人 どうぶつ基金 さくらねこ無料不妊手術 運営団体
https://sakuraneko-tnr.doubutukikin.or.jp
参考:公益財団法人 どうぶつ基金
https://www.doubutukikin.or.jp/activity/campaign/story/
以上
2022/11/14
非常時のペットの扱いについて
今年は元旦から、ショッキングなニュースが相次ぎました。
元旦の令和6年能登半島地震に続いて、二日には羽田空港でのJAL便と海上保安庁の航空機の衝突事故が発生しました。
航空機でもペットを乗せることができます。但し、基本的にペットは専用の場所で保管することになります。
今回の羽田空港の事故では、JAL機に2匹のペットが乗っていたとのことです。
もちろん、2匹のペットを救い出すことができなかったとのことです。但し、今回の火災の状況を考えると、ペットを救い出すことは非常に難しかったのではと思います。
航空会社は、高度(極寒)を飛行する乗り物を扱っているためペットの保管場所の環境には気を遣っていると思います。
それでも、時たまペットが亡くなったという話を聞きます。
ペットを飼っている身としては、ペット同伴の旅路には航空機は使用したく無いと考えています。
産経新聞の記事では、『貨物室じゃなく一緒に客室に乗せられるようにしてください』との声があったとのことです。
そこで、日本でペットを客室で保管できる航空会社があるのか調べてみたところ、一社ありました。
もちろん、座席を占有するため費用がかかります。(人間より高価となるようです)
但し、ペットを同伴する場合の同意書に下記のような記述がありました。
また、脱出の際にはペットは機内に置いて行かなくてはなりません。
通常航空会社では、非常時には荷物を持たずに避難するよう指示しているため仕方ないのかも知れません。
ただ、客室に持ち込む荷物には料金を支払っているわけでは無いです。
また、大切な命があるペットが隣の座席にいて、非常時に見殺しにする行動がとれるのでしょうか?
捉え方は人それぞれです。航空機では、緊急避難が必要な事象の発生確率は非常に小さい為、このサービスに魅力を感じる人もいるでしょう。
私としては、大変失礼ですが、このサービスは差別化と言うより非常に中途半端なサービスに感じてしまいます。
私はこのサービスを否定しているわけでは無く、グローバルな状況を鑑みても一つの航空会社だけで状況を変えるには限界がある議題だと思います。
私の考える問題点は、災害時のペットの扱いです。
航空機での対応より先に考えないといけないのは、災害発生時にペットと一緒に非難できる避難所がほぼ存在しないこと打と思います。
災害時は、人のケアだけでも非常に難しいため、動物のケアに手が回らないというのが大きな要因でしょう。
このことについて議論するには、現在のペットの種類の多彩化、動物が苦手な人、動物アレルギーがある人、などが大きな障壁となるでしょう。
このことからも、『ペットと避難できる避難所』についての議論は、解決策を見いだすことが非常に難しいと考えています。
そのため、ペットと過ごせるテントの設営場所の指定や、自宅(庭も含む)で待機する人への非常用物資が行き渡るルールについて、各自治体で議論して欲しいと考えています。
ペットを持つ家庭が全世帯の約10%あると言われており、ペットの存在を無視することができなくなっています。
国や自治体の議員さん、是非議題にしてください。
参考:産経新聞(2024/01/04)
https://www.sankei.com/article/20240104-3A3MSVCPEZCBDA4XMVOPXVNSGI/
参考:一般社団法人ペットフード協会(2022年(令和4年)全国犬猫飼育実態調査 結果)
https://petfood.or.jp/topics/img/221226.pdf
以上
2024/01/05