Bリーグのダイナミックな改革 ー B.革新
学生の頃バスケットボールをしていました。
当時メディアでNBAの試合が放映があったわけでは無いですが、それでも非常に興味がありました。
NBAは世界トップリーグであり、今でもその興味は変わりません。
現在、Bリーグとして日本国内でもバスケットボールを楽しむことができるようになりました。
そして、日本でバスケットのワールドカップが開催されたこともあり、バスケットボールの人気が非常に高くなっています。
私は、この人気が一過性とならないか、非常に心配でした。
それは、私の学生の頃の経験がくる勝手な思い込み『日本では、バスケットボールはマイナーなスポーツ』があったからです。
さらにJリーグに対する評判を聞いたこともあり、BリーグがJリーグ式システムのため、Bリーグも同じ評判になるのではないかと心配もありました。
しかし、Bリーグは人気があるタイミングで大きな改革をします。
現Jリーグ式システムからの大転換となるため、準備期間を設けた2026年からの採用となります。
下記はBリーグのB.革新を抜粋(引用)となります。
B.革新(https://www.bleague.jp/new-bleague/interview/)
すごいです。すごいです。
Bリーグの現チェアマンの島田さんは、本当の経営者だと感じます。
Bリーグは『赤字で税金ありきのプロスポーツ団体』から『プロスポーツとして収益力のあるクラブチームのプロスポーツ団体』になるこをを明確に示しました。
そして、B.改革を実施するタイミングです。人気のあるうちに、Bリーグが自立した存続可能なプロスポーツであることを広く社会に認知させることになります。
現在Bリーグのクラブチームは売上12億円を達成できないところが多くあります。しかし、この規定はクラブチームが健全なクラブ運営ができることを目的としています。
もちろん2024と2025シーズンで集客力・ブランド力を向上し、収益を改善するクラブチームも出てくるでしょう。
また、参入基準に到達しないクラブチームも、エクスパンション型の新基準を満たすことで参入できる仕組みも考慮されています。
特筆すべきは、『単年の競技成績による昇降格制度を廃止』です。これは、他の基準と比較しても非常に大きな改革です。
この昇降格制度によって、全てのクラブチームがトップのB1リーグへ参加できるチャンスがありました。
B.改革には批判もあり、その理由は『昇降格制度の廃止』かもしれません。
新Bリーグには売上基準・集客基準・アリーナ基準があるのだから、昇降格制度を残しても良かったのではないかという意見があるかもしれません。
しかし、『昇降格制度』は、収益力のあるクラブ運営を目指すエクスパンション型の新基準とは相反するシステムです。
新基準を満たしているクラブチームには、スポンサーも事業投資が容易となり、また、自治体は、収益性・公共性がされることによりアリーナ建築・改修がしやすくなります。
最後に、ここでは記載していませんがBリーグでは2026年からドラフト制度も開始します。これは、2巡目までの実施とのことですがクラブチームへの機会均等策となります。これも昇降格制度とは相反するシステムとなります。
Bリーグの発展に期待します。
出典:B.LEAGUE『 B.LEAGUE INNOVATION』(2024/08/27)
https://www.bleague.jp/new-bleague/renewal
出典:B.LEAGUE『 B.革新 INTERVIEW』 (2024/08/27)
https://www.bleague.jp/new-bleague/interview
以上