Jリーグのライセンスは誰に発行される?
なぜ、Jリーグは自治体に『このままではライセンスが発行されません』と伝えるのだろうか ?
Jリーグのクラブチームは、営利目的の株式会社である民間企業です。
そんな民間企業の要件を、自治体に伝える意味が全く理解できません。
(まぁ、この姿勢からも税金にたかっていると言われても反論の余地などないでしょう。)
なぜ、自治体は、市民や記者に対して『このままではライセンスが発行されないかもしれません』って一般企業の話をするのでしょうか?
なぜ、民間企業の職場、つまり市民には使わせないサッカースタジアムを税金で建設(または回収)してあげるのでしょうか?
しかもスタジアムの賃料を『減免措置』と言う名目で大幅な値引きをし、サッカースタジアムの維持費を拠出し、時としてクラブチームやその関連企業を指定管理者に任命し指定管理料まで提供するのでしょうか?
民間企業と自治体が自分たちの利益のために癒着し、税金を私的流用しているんですか?
言い過ぎですか?
企業が自治体に『業績が苦しくて、自社ビルを建てることが出来ません』と伝えます。
そして自治体は『このままでは、あの株式会社が自社ビルを建てることが出来ません』と言いながら、その株式会社のために専用オフィス・ビルを建設してあげます。
しかも賃料の減免措置として大幅値引きをし、ビルのメンテナンス費用を拠出し、さらにビル管理者に任命しビルの管理料まで提供します。
当然、自治体は企業にも同じことをしますよね。
Jリーグのライセンスは、一体、誰に発行するのですか?
クラブチームに対して発行するのがJリーグのライセンスであり、決して自治体には発行しません。
クラブチームにライセンスが発行されなくても、それは、自治体の責任ではありません。
スタジアム基準についても、Jリーグがクラブチームに課した参入基準なんです。
つまり、そのクラブチームがJリーグのライセンス規定に達していないだけです。
大人なら諦めるしかありません。
なぜ、クラブチームや親会社は、自ら資金調達をしないのですか?
そもそも、企業に依存しない(実際は、企業に依存しないと存続できないが、Jリーグのスタンスが企業に依存しないクラブチームとなっている)Jリーグでは、クラブチームがJリーグ基準の豪華な専用スタジアムなど建設できないのです。
この時点で、Jリーグはプロリーグとして破綻しているのです。
公共性の無いスタジアム建設を自治体にお願いする前に、することがありませんか?
クラブチームとして存続したいのなら、公共のサッカースタジアムとして運営できるスタジアム基準に変更するよう、Jリーグに掛け合うべきだと思います。
人工芝が許可されアマチュアチームが、プロの使っているスタジアムでサッカーが出来るってなるだけでも、イメージは相当変わります。
このスタジアム規定の変更だけで、Jリーグに対するイメージは間違いなく大きく改善するでしょう。
是非、Jリーグとクラブチームは、スタジアム規定について見直して下さい。
プライドが高いのか、Jリーグもクラブチームも身の丈に合わない理想だけを求めているように感じます。
Bリーグは、正しいプライドを持って改革しようとしています。
以上