オールドメディア(テレビ、ラジオ、新聞)とニューメディア(SNS、Webコンテンツ、その他のメディア

11月17日に兵庫県知事選が行われました。
前知事である斉藤元彦氏が圧勝し、兵庫県知事へ返り咲きしました。
東京都知事選からオールドメディアの思惑と民意の乖離が著しくなってきています。

今回の兵庫県知事選が実施されたのは、斉藤元彦氏が前知事時代に任期途中で辞職したからです。
辞職の理由は、兵庫県議会で斉藤元彦前知事に対する不信任決議案が全会一致(全政党)で可決したためです。
斉藤元彦氏は県民の民意を確認するため、今回の兵庫県知事選に再立候補しました。

オールドメディアのスタンスは、前尼崎市長である稲村和美氏を指示しているようでした。
なぜなら選挙戦が始まる前まで『良の稲村和美氏』『悪の斉藤元彦氏』というイメージを展開しているように感じました。
同時に、斉藤元彦氏が前知事を辞職した前後から、斉藤元彦氏が如何に知事に不向きかといった内容で報じていました。
選挙戦中には、異例なことですが兵庫県内にある22市の市長が稲村氏支持を公表しました。

オールドメディアは、選挙直前まで稲村和美氏がリードと報じていました。
(事実確認しているけど事実が分からなかったのか? 民衆への印象操作を行いたかったか?)
選挙直前になって、ようやく『斉藤元彦氏が追い上げている』と報じました。

11月17日 斉藤元彦氏当選!!!
兵庫県民の多くは、斉藤元彦氏を支持したのです。

稲村氏が有利になるよう報じていたオールドメディアや、支持を表明した22の市長はどうするのでしょうか?

斉藤元彦知事を否定した22の市長は、今後どのように知事と連携していくつもりなのでしょうか?
選挙で選ばれた市長の意見は民意だから、今後もアンチ知事として市政を行うのでしょうか?
知事と向き合うなら、一度辞職して市長選で民意を確認するべきだと思います。

オールドメディアは、ニューメディアと違い、公平中立で正しいと主張しています。
選挙後のテレビ番組では『メディアは法律で縛られるんです』『公益を考えつつ、今後いろいろな放送を考えないといけない』と言い、別のテレビ番組では『選挙が始まると、公平性と言うところが担保されて、事実確認、裏取りがある。事実確認をしないと放送しないでおこうとなります。』と言っています。
逆な言い方をすると、ニューメディアは、「何の制限が無く」「公益を考えなくてもよく」「事実確認をしていない」フェイクコンテンツと言っているわけです。

ニューメディア
何の特権も必要なく誰でも発信できる革新的なプラットフォームです。反面、意図的なフェイクニュースや誹謗中傷に近いコンテンツなどが多く発信されているのも事実です。
また、政治的なコンテンツにおいても、自分の政治的立ち位置で情報を発信しているコンテンツが殆どです。これらは、報道番組では無く、自身の主張として報じています。
ちなみに、オールドメディアもニューメディア上でニュースを報じています。しかも、多くが広告付きコンテンツとしてニュースを配信しています。
さらに、敢えて強調すると、フェイクニュース、誹謗中傷に近い内容、自身の政治的立ち位置のコンテンツをオールドメディアに関わる人達が発信しているケースが増えてきています。

オールドメディア
一体、誰のための公益を考えているのでしょうか?
自分たちの政治的立ち位置を言わずに公平中立だと言っています。(円の端に立ちながら『私が円の中心です』と言っているようにも感じます。)
少なくともニューメディアでは、政治的立ち位置がはっきりしています。
例えば『(高市氏は)安倍さんが女装』と差別発言したこと人と番組を作っていながら、公益を考えつつ番組を作っていると言ってるんですよね?
自民党の政治資金収支報告書の不記載問題は連日報じていながら、れいわ新撰組の議員の不記載についてはあまり報じないのが、オールドメディアの公平中立と言うことなんですね?

オールドメディアは法律に縛られている?
多くの人達は選挙戦中の放送と、それ以外の期間の放送を区別して考えないんです。日頃の放送から印象は作られていくのです。

事実確認が出来ないと放送しないって本当ですか?
度々問題となっていますが、放送する側の政治的思考に有利になるような、言葉の部分部分を繋げた『切り取りニュース』が事実確認が出来た正しい情報なんですか?
斉藤元彦前知事がいろいろ言われていることを頻繁に放送していますが、全ての根拠を持っていますよね?
兵庫県県議会すら特定できていない根拠を番組で示してください。

これでもオールドメディアは『SNSを駆使した選挙が若者に響いた。若者には、真実を報道するテレビよりフェイクニュースが多いニューメディアの方が影響力がある』とコメントしています。
『自分たちだけが正しい情報を提供しているんだ』と考えているオールドメディアは、衰退するしか無いと感じます。

多くに人は、オールドメディアとニューメディアの番組やコンテンツを同列で比較し、自身の判断で情報を精査しているんです。
それは、決して若者だけでは無く、幅広い年代の人が行っています。
オールドメディアは、『公平中立な公益のある放送をしている』『事実確認をしたものだけを放送している』と言いながら、政治的志向の強いニュースや印象操作のようなニュースを放送をしています。それでも、多くの人は安易にニューメディアを鵜呑みにしすぎると言っているようでは、オールドメディアの状況が変わることはないでしょう。
さらに多くの人達は、オールドメディアが番組の中身より視聴率が重要と考えていることを理解しています。

オールドメディアのこの姿勢こそが、人々をニューメディアに誘導しているんです。

オールドメディアこそが、正義であり公平中立で公益があるという思い込みがあることが理解できました。
事実、オールドメディアに関わる人達が『ネットメディアに規則を作った方がいい』などと発言しています。
つまり、オールドメディアだけが『メディアの正義』として言論の自由を保障され、一般の人達は言論を制限するべきだと言っています。

このような人達でつくられているオールドメディアを誰が信じるのでしょうか?


参考:産経新聞(2024/11/19)  THE SANKEI SHINBUN
https://www.sankei.com/article/20241014-ESWEJD3WQZE2XJLGMSTJKLZOKE

参考:サンスポ(2024/11/20)
https://www.sanspo.com/article/20241118-LF3G4435TFH5TKVATHUTPXHPBY

参考:スポニチ(2024/11/20)
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/10/13/kiji/20241012s00041000260000c.html

参考:産経新聞(2024/11/08)
https://www.sankei.com/article/20241030-KHO4FTIVKRIKJEZO3VDLIHSNZM

参考:デイリー(2024/11/21)
https://www.daily.co.jp/gossip/2024/11/19/0018356884.shtml

参考:日刊スポーツ(2024/11/21)
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202411180000465.html

参考:NHK NEWS WEB(2024/09/28)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240919/k10014585671000.html

参考:朝日新聞(2024/11/21)
https://www.asahi.com/articles/ASSCG25CQSCGPIHB00GM.html


以上
2024/11/24